医学部卒業後の仕事実態
医学部を目指している方に、まず、偏差値が高いから、高い生活水準が保証されるといった理由で、医学部を目指している方に、忠告します。高い偏差値を求められる医師という職業は、決して、損得という点では、得な職業ではありません。したがって、他に仕事を求めるべきです。
勤務医として働く場合、研修を終了すれば、約2倍の給与は保証されます。これは間違いありません。しかし、一人前の医師になるのに10年以上の期間がかかることや、仕事の時間が長いことなどを考えると、決して割りの良い仕事とはならないのです。就業時間の長さだけではありません。自宅にいる時も、休日も、深夜も関係なく、携帯電話を通じて管理下にあり、何時いかなるときでも呼び出されるか分からない職業であるということを考えると、これほど過酷な職業はありません。
よほどの覚悟と使命感がなければ続かない仕事です。
とくに、最近、中年で、バーンアウトする医師が増えていて問題になっています。ちょっと不誠実な対応でもしようものなら、社会的に制裁を受けることすらある職業です。以上から、損得では、明らかに大損な職業といえます。
それでも、高い偏差値が求められる医師を目指すみなさん、心から応援したいと思います。あなた方は、社会にとって、大変な財産であり、宝であり、人間社会の大きな支えともいえる存在です。
少々の高い、偏差値など、あなた方の決意と熱意と情熱で克服できるでしょう。頑張ってください。ひとつだけアドバイスします。医師といっても、いろいろあります。基礎という研究部門で働きたいのであれば、かろうじて私学の偏差値の低いところでというのは難しいことです。偏差値はさらに高いものが求められますが国公立のトップを目指してください。また、専門分野を決めている方は、どこの大學が、その分野で強いか、調べて、受験校を選択してください。偏差値がそのためにどれほど必要かが受験勉強の目標になります。例えば、眼科なら、順天堂というように、大学には特徴があります。
