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最新記事【2007年10月04日】

私学医学部を目指している皆さん、医学部の良し悪しは、偏差値ではありません。何となく偏差値が高いところなら安心と思っていませんか。確かに、偏差値が高いところ、歴史と伝統のあるところが、相対的には良いということはいえます。それは、何が良いから、そういえるのでしょうか。そこを考えて欲しいのです。
 医学部は、どこの大学も医学部直属の大学病院をもって、そこで医師や医学生の研修や教育を行っています。しかし、多くの医師を養成するのは、この大学病院だけでは不可能なのです。それはどうしてでしょうか。医師の研修は、病気に直面し、直接患者をみることによって行われるものです。したがって、ひとつの病院に来る患者だけでは、症例が足りないのです。見たこともない病気に対応できる医師を育てることは出来ません。
 そこで、多くの大学病院は、関連病院をたくさん持ち、そこから珍しい病気の患者を集めるという機能を持つように務めています。その機能は、自分の大學の医師を食べさせる機能とも一致しています。関連病院への医師派遣で、そこから給与を払ってもらうためでもあるのです。こうしたその医学部、大学病院が持つ総合力こそが、評価の根拠となるのです。
 偏差値だけみて、受験校を選択しないでと申し上げるのはそうした理由からです。
 希望校があれば、偏差値を調べると同じように、その病院や大学病院勤務者などから、その特色等を聞くなどして、調べてみてください。結構大きな違いがあるはずです。病院関係者などは、その立場にもよるでしょうが、知っている方もいるはずです。偏差値の活用は、入学にかかわる対策の目安として活用できるにすぎないのです。

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私学医学部の偏差値

私学医学部を受験される方に、偏差値だけでの選択には再考をされることをすすめます。  確かに、一般の家庭では負担できないほどの学費ではあっても、都合のつく家庭もあるでしょう。金銭の心配はないなら、偏差値の低いところなら入学できる。確かに事実ではあります。しかし、医学部を卒業は出来ても、医師国家試験に受からなければ、医師になれないことを考えて下さい。大学によっては、多くの不合格者をだしており、合格率を上げるために、卒業生の医師国家試験受験を制限している大学もあるといわれています。偏差値の高いところにしろというのではありません。

 以前は、年2回の医師国家試験が行われていましたが、今は、年1回です。偏差値が多少厳しくても、しっかりした大学で、しっかり勉強して、しっかり医師国家試験に受かるということを考えるべきでしょう。医学部卒業は出来ても、医師国家試験に受からないのでは、何のために6年間も大學にいったか分からなくなります。

 高い偏差値が求められる医師という職業は、医師になってからも、一人前になるのに何年もかかります。考えると、大学入学から10年を越すことになってしまうのです。

 偏差値の低いところは、ダメとはいいませんが、相当の覚悟は要るでしょう。生半可な姿勢では、医学部への進学は考えるべきです。偏差値もふくめて学力と熱意と使命感が不可欠の職業選択になるのですから、受験勉強に際しても、その姿勢で臨むべきところです。